「母から譲り受けた着物があるけれど、着る機会がなくてタンスの肥やしになっている」そんな悩みをお持ちではありませんか。思い出の詰まった品だからこそ、処分するにも捨ててしまうのは忍びないものです。どうせ手放すなら、その価値をしっかりと分かってくれる人に譲りたいですよね。
しかし、いざ売ろうと思って調べ始めると、業者の多さに驚かされます。「着物買取は結局どこがいいのか」「安く買い叩かれたらどうしよう」と不安になって、なかなか最初の一歩が踏み出せない方も多いはずです。近所のリサイクルショップに適当に持ち込んで、後悔するのだけは避けたいところです。
この記事では、数ある着物買取業者の中から、本当におすすめできる10社を厳選して徹底比較しました。高く売れる業者の特徴や、自分に合った選び方のコツも分かりやすく解説します。あなたの大切な着物を、納得のいく形で次の持ち主へと繋ぐためのヒントを持ち帰ってください。
着物買取は結局どこがいいのか?
着物を売ろうと決心しても、ネット検索で出てくる大量の広告を見ると、どこを選べばいいのか分からなくなってしまいます。結局どこがいいのか迷ったら、まずは「着物を専門に扱っているかどうか」を基準にしてみてください。専門知識がない店では、本来の価値を見落とされてしまうリスクがあるからです。
また、利用者からの評判が良い業者は、ただ高く買うだけでなく、サービス全体の質が高い傾向にあります。査定の理由を丁寧に説明してくれたり、無理な買い取りを押し付けなかったりと、安心感が違います。まずは信頼できる業者の共通点を知ることから始めましょう。
1. 満足度が高い買取業者に見られる共通点
利用者の満足度が高い業者は、例外なく「対話」を大切にしています。一方的に金額を提示するのではなく、「なぜこの価格になるのか」を、素人にも分かる言葉で説明してくれるのです。納得感を持って手放せるかどうかは、金額以上に重要なポイントになります。
また、アフターフォローがしっかりしているのも優良業者の特徴です。契約後の相談窓口が明確だったり、クーリングオフ制度についての説明が丁寧だったりすると安心できます。売って終わりではなく、その後の不安にも寄り添ってくれる姿勢が信頼に繋がります。
2. 自分の目的に合わせたベストな選び方
実は「一番いい業者」というのは、あなたが何を優先するかによって変わります。手間をかけずに大量の着物を片付けたいなら、自宅まで来てくれる出張買取がベストな選択です。重い荷物を運ぶ必要がなく、玄関先で全てが完結するからです。
一方で、対面でのやり取りが苦手な方や、忙しくて時間が取れない方は、宅配買取が向いています。誰にも会わずに自分のペースで進められるので、精神的な負担が少なくて済みます。自分の性格や生活スタイルに合わせて選ぶことが、結果として満足度の高い買取への近道です。
3. 高く売れる業者が力を入れているポイント
高価買取を実現している業者は、買い取った着物を販売するルートを豊富に持っています。国内の着物愛好家だけでなく、海外のバイヤーや自社主催のオークションなど、販路が広いほど強気の価格が出せるのです。売れる自信があるからこそ、高く買えるというわけです。
さらに、自社でシミ抜きやメンテナンスができる技術を持っている業者も狙い目です。多少状態が悪くても、自社できれいに直して売ることができるため、他店で断られるような着物でも値段がつくことがあります。
- 独自の広範な販売ルート
- 自社メンテナンス体制
- 海外への販路拡大
高く売れるおすすめの着物買取業者10選を徹底比較
ここからは、実績と信頼を兼ね備えたおすすめの買取業者を具体的にご紹介します。一言で買取業者と言っても、それぞれに「強み」や「色」があります。自分の持っている着物の種類や、希望するサービスに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、テレビCMでおなじみの大手から、知る人ぞ知る名店まで、タイプ別に10社をピックアップしました。それぞれの特徴を比較して、あなたにぴったりの一社を見つけてください。
1. 圧倒的な知名度と実績を誇る「バイセル」
初めて着物を売る方で、どこに頼めばいいか全く分からないという場合は、バイセルが安定の選択肢です。圧倒的な知名度があり、月間の問い合わせ数も非常に多いため、あらゆる種類の着物の査定データを持っています。全国どこでもスピーディーに対応してくれるフットワークの軽さも魅力です。
また、上場企業が運営しているため、コンプライアンス(法令遵守)の意識が非常に高いです。無理な勧誘がないのはもちろん、査定後のフォローコールも徹底されています。「変な業者に当たったらどうしよう」という不安がある方には、特におすすめできるサービスです。
2. レディースプランが女性に人気の「福ちゃん」
女性の一人暮らしで、男性の査定員を家に上げるのは少し抵抗があるという方もいるでしょう。福ちゃんには、受付から訪問まで全て女性スタッフが対応してくれる「レディースプラン」が用意されています。女性ならではの視点で、きめ細やかな対応をしてくれると評判です。
買取価格に関しても、バイセルと並んで業界トップクラスの水準を誇ります。特に、状態が良い着物や、そこまで古くない着物の買取に強みを持っています。「丁寧な接客と高価買取、どちらも譲れない」という欲張りなニーズに応えてくれる業者です。
3. 丁寧な対面査定で評判の「ザ・ゴールド」
ザ・ゴールドは、スタッフの教育に非常に力を入れている業者です。「梅沢富美男」さんのCMでも有名ですが、その実態は非常に堅実で、地域に根ざした運営を行っています。査定員が一人ひとり資格を持っており、なぜその値段なのかを情熱を持って説明してくれます。
出張買取だけでなく、実店舗も全国に多数展開しているのが強みです。「やっぱりお店に行って、顔を見て話したい」という方にとっては、持ち込みやすい環境が整っています。親しみやすさと専門性を兼ね備えた、頼れるパートナーと言えるでしょう。
4. 箱に詰めて送るだけの宅配専門「着物10」
着物10(旧:ヤマトク)は、宅配買取に特化した専門サービスです。申し込みをすると無料の梱包キットが届くので、そこに売りたい着物を詰めて送るだけで手続きが完了します。査定員と顔を合わせる必要が一切ないので、交渉事が苦手な方には最適です。
宅配専門だからこそ、店舗運営にかかるコストを削減し、その分を買取価格に還元しています。値段がつかないような古い着物でも、無料で引き取ってリサイクルに回してくれるサービスもあるため、断捨離を一気に進めたい方にも重宝されています。
5. ブランド着物の買取に強い「コメ兵」
コメ兵は、ブランド品や貴金属の買取で有名な大手リユースデパートです。百貨店のようなきれいな店舗で、質の高い接客を受けられるのが特徴です。着物に関しても専門のバイヤーが在籍しており、特に有名作家や老舗呉服店の高級着物の扱いに長けています。
信頼性が非常に高く、フリマアプリのようなトラブルの心配がありません。「良いものを、相応しい場所で手放したい」と考える方には、コメ兵の安心感がマッチするはずです。買い物のついでに気軽に立ち寄れる立地の良さもポイントです。
6. 骨董品や美術品の目利きに定評がある「日晃堂」
もし、売りたい着物が歴史的な価値のあるものや、骨董品に近いような古いものであれば、日晃堂がおすすめです。ここは美術品の買取を得意としており、着物を単なる衣類としてではなく「芸術品」として評価してくれます。
目利きのレベルが高いため、証紙がない着物でも、生地や染めを見て真贋を判定してくれることがあります。他店で「古すぎて値段がつかない」と言われた着物でも、日晃堂なら思わぬ価値を見出してくれるかもしれません。
7. 店舗数が多く持ち込みやすい「おたからや」
全国に店舗を展開しているおたからやは、身近な買取店として親しまれています。駅前や商店街など、アクセスしやすい場所に店を構えていることが多いため、散歩がてらに相談に行ける気軽さがあります。
フランチャイズ店も多いですが、本部との連携で相場情報を共有しているため、極端に安い査定になることは少ないです。貴金属やブランド品もまとめて扱っているため、遺品整理などで家中の不用品を一気に処分したいときにも便利です。
8. オンライン査定も活用できる「なんぼや」
なんぼやは、スタイリッシュな店舗と最新のテクノロジーを活用した査定が特徴です。LINE査定やビデオ通話を使ったオンライン査定など、今の時代に合ったサービスを提供しています。店舗に行く前に、大体の金額を知りたいという方には非常に便利です。
接客スペースも個室でプライバシーが守られており、落ち着いて話をすることができます。着物だけでなく、ブランド品や時計なども合わせて売りたい場合、まとめて査定に出すことで金額アップの交渉がしやすいのもメリットです。
9. 着物専門店ならではの安心感がある「たんす屋」
たんす屋は、リサイクル着物の販売と買取を行っている専門店です。全国の百貨店などにも入っているため、着物好きなら一度は名前を聞いたことがあるかもしれません。販売ルートが自社の店舗網として確立されているため、安定した買取価格が期待できます。
スタッフは全員着物のプロフェッショナルですので、着物に関する知識は随一です。大切にしてきた着物が、また次の着物好きの手に渡っていく過程が想像しやすいのも、専門店ならではの良さと言えるでしょう。
10. 幅広いジャンルをまとめて売れる「グッドディール」
グッドディールは、着物に限らず幅広いジャンルの買取を行っている業者です。着物と一緒に、洋服やバッグ、切手、古銭など、家にある不用品を何でもまとめて査定してくれます。「これ売れるかな?」と迷うものがあれば、とりあえず相談してみる価値があります。
出張買取の対応エリアも広く、急な依頼にも柔軟に対応してくれます。引っ越しや断捨離で、とにかく家の中をスッキリさせたいというタイミングでは、非常に頼りになる存在です。
以下の表に、目的別のおすすめ業者を整理しました。
| おすすめタイプ | 業者名 | 特徴 |
| 初めての方・スピード重視 | バイセル | 対応が早く、上場企業の安心感がある |
| 女性・丁寧さ重視 | 福ちゃん | レディースプランがあり、接客が丁寧 |
| 誰にも会わずに売りたい | 着物10 | 宅配キットに詰めて送るだけで完結 |
| 作家物・高級着物 | 日晃堂 | 骨董品レベルの目利き力がある |
失敗しない着物買取業者の選び方
業者選びで失敗しないためには、いくつかのチェックポイントを事前に押さえておく必要があります。「どこも同じだろう」と安易に選んでしまうと、後から手数料を取られたり、安く売ってしまって後悔することになりかねません。
特に、手数料の有無や運営歴、査定員の質は重要な判断材料になります。ここでは、優良業者を見極めるために、最低限確認しておきたい3つのポイントを解説します。
1. 査定料やキャンセル料が無料である理由
良心的な業者は、査定料や出張料、キャンセル料などを一切請求しません。これは「提示する金額に自信があるから」という裏返しでもあります。もし金額に納得できなくて断ったとしても、嫌な顔ひとつせず帰ってくれる業者が本物です。
逆に、何かにつけて手数料を請求しようとする業者は要注意です。「見積もりは無料ですが、出張費はかかります」といった不明瞭な説明をする所は避けたほうが無難です。公式サイトに「完全無料」を明記しているところを選びましょう。
2. 運営歴の長さと買取実績の多さ
長く続いている業者には、それだけの理由があります。トラブルが少なく、多くの利用者から信頼を得てきた証拠とも言えるでしょう。公式サイトの会社概要で設立年を確認し、ある程度の実績があるかを見てみることをおすすめします。
また、どのような着物を買い取っているかという「質」もチェックしてください。高価な作家物や伝統工芸品の買取事例がたくさん掲載されているなら、それだけ目利きが確かだという判断材料になります。写真付きの実績公開は信頼の証です。
3. 着物に詳しい専門査定員の在籍有無
着物の査定は非常に奥が深く、専門知識がないと正しい価値は分かりません。ブランド品や貴金属のついでにマニュアルを見ながら査定しているような店では、生地の良し悪しや作家の価値まで判断するのは不可能です。
- 着物専門の査定チームがあるか
- 定期的な社内研修を行っているか
これらを公式サイトでアピールしている業者は期待できます。プロの査定員は、着物に触れる手つきからして違います。大切な着物を丁寧に扱ってくれる人になら、安心して任せられますよね。
着物を1円でも高く売るためのコツ
どうせ手放すなら、少しでも高い金額をつけてもらいたいというのが本音ですよね。実は、査定に出す前のちょっとした準備や工夫で、買取価格が変わることがあるのをご存知でしょうか。
業者任せにするだけでなく、売り手側でできることをやっておくことが大切です。ここでは、誰でもすぐに実践できる高額査定のための3つのコツをご紹介します。
1. 証紙や付属品を忘れずに揃える重要性
着物の価値を証明する上で、最も強力な武器になるのが「証紙」です。これは着物の品質保証書のようなもので、産地や織元、素材などが記載されています。特に有名産地の紬などは、証紙があるかないかで査定額が数万円変わることも珍しくありません。
また、購入時に付いていた箱やたとう紙、予備の布(共布)などもあれば一緒に査定に出しましょう。付属品が揃っているということは、大切に扱われてきた証拠として査定員に好印象を与えます。タンスの奥を探して、見つかったものは全てセットにしてください。
2. よい保存状態をキープしておくメリット
当然ですが、着物の状態は査定額に直結します。シミやカビ、虫食いがないきれいな状態であればあるほど、高く売れる可能性は上がります。長期間着ていない着物は、定期的に風を通すなどして湿気を防ぐことが大切です。
- 定期的な虫干しをする
- 古いたとう紙を交換する
これらを意識するだけでも状態は随分変わります。ただし、売る直前に慌ててクリーニングに出す必要はありません。その理由は後述しますが、今の状態を悪化させないように保管しておくことが何よりの対策です。
3. 複数の業者で相見積もりをとる効果
1社だけで即決せず、複数の業者に見てもらう「相見積もり」は非常に効果的です。着物の査定基準は業者によって異なるため、A社では1万円だったものが、B社では3万円になるということも日常茶飯事だからです。
「他店では〇〇円でした」と伝えることで、競争意識が働き、査定額を上乗せしてくれることもあります。少し手間はかかりますが、比較することで相場観も分かりますし、納得して手放すことができます。最低でも2〜3社は比較したいところです。
高額査定が期待できる着物の種類とは?
すべての着物が高く売れるわけではありませんが、中古市場で常に需要がある「売れる着物」というものが存在します。もしお手持ちの着物がこれらに当てはまるなら、期待以上の臨時収入になるかもしれません。
自分の持っている着物がどんな価値を秘めているのか、知っておいて損はありません。ここでは特に高額査定になりやすい3つのジャンルについて解説します。
1. 有名作家や人間国宝が手がけた着物
作家物は着物買取の花形とも言える存在です。久保田一竹や木村雨山といった有名作家や、人間国宝に認定された方の作品は、着るための衣服としてだけでなく、美術品としての価値も付加されます。これらはコレクションとしての需要も高いのです。
作家物は「落款(らっかん)」というサインが入っているのが特徴です。襟先やおくみなどに印があるか確認してみてください。もし本物であれば、数十万円単位の査定がつくことも夢ではありません。
2. 伝統工芸品としての価値がある着物
日本各地で作られている伝統工芸品も非常に人気があります。大島紬や結城紬、加賀友禅などは知名度も高く、中古市場でも値崩れしにくいアイテムです。手間暇かけて作られた手織りや手染めの逸品は、現代では再現が難しいものも多いためです。
これらは証紙が付いていることが評価の前提になることが多いですが、もし証紙がなくても諦めないでください。プロの目利きなら、生地の風合いや織り方で価値を判断できることがあります。
3. サイズが大きく丈の長い着物
意外に見落としがちなのが「サイズ」の重要性です。現代人は昔の人に比べて身長が高くなっているため、昔の着物だとサイズが小さすぎて着られないことが多いのです。そのため、丈が長くサイズの大きい着物はそれだけで需要があります。
- 身丈が160cm以上ある
- 裄丈(背中の中心から袖口まで)が65cm以上ある
これくらいのサイズがあると、お直しをして着ることができるため、買い手がつきやすくなります。逆に小さすぎる着物は、どんなに良い生地でもリメイク用生地として扱われてしまうことがあります。
自分に合った買取方法の決め方
着物買取には大きく分けて「出張」「宅配」「店頭」の3つの方法があります。どれが一番優れているというわけではなく、あなたの状況や優先順位によってベストな方法は変わります。それぞれの特徴を理解して使い分けるのが賢い方法です。
ここでは、それぞれの買取方法のメリットと、どんな人に向いているかを整理しました。自分ならどれが一番ストレスなく利用できそうか、イメージしながら読んでみてください。
1. 自宅で待つだけで完結する出張買取の魅力
出張買取の最大のメリットは、何と言っても「楽」なことです。電話一本で査定員が自宅まで来てくれて、その場で査定、支払い、運び出しまで全てやってくれます。大量の着物を売りたい場合や、車がなくて運べない場合には最強の選択肢です。
また、目の前で査定してもらえるので、疑問点をその場で質問できるのも安心材料です。「このシミがなければもう少し高かった」など、具体的なアドバイスも聞けるので納得感が高いです。ただし、家に人を上げるのがどうしても嫌な人には向きません。
2. 箱に詰めて送るだけの宅配買取の手軽さ
宅配買取は、誰にも会わずに売りたい人におすすめです。自分の好きな時間に梱包して、集荷に来てもらうかコンビニに持ち込むだけで完了します。査定員と話す必要がないので、交渉事が苦手な人にとっては精神的にとても楽な方法です。
- 仕事が忙しくて時間が取れない
- 対面でのコミュニケーションが苦手
そんな方に最適です。ただし、査定結果が出るまでに数日かかることや、金額に納得できない場合の返送料が自己負担になるケースがある点には注意が必要です。
3. その場ですぐに現金化できる店頭買取の利点
買い物ついでなどにふらっと立ち寄れるのが店頭買取の良さです。自分のタイミングで持ち込み、目の前で査定してもらい、その場で現金を受け取れるスピード感が魅力です。「今日中に少しでもお金に換えたい」という急ぎの場合には一番便利です。
また、お店の雰囲気を自分の目で確認できるので、安心感があります。ただし、着物は意外と重いので、持ち運ぶ労力が必要です。お店が混雑していると待ち時間が発生することもあるので、時間に余裕を持って行くのが良いでしょう。
申し込みから現金化までの具体的な流れ
初めて買取サービスを利用するときは、どんな手順で進むのか不安になるものです。全体の流れを事前に把握しておけば、当日になって慌てることもありません。基本的にはどの業者もシンプルな手続きで完了します。
ここでは一般的な出張買取を例に、申し込みから現金を受け取るまでのステップを解説します。心の準備をしておくためにも、一度目を通しておいてください。
1. 公式サイトから査定を申し込む手順
まずは気になる業者の公式サイトから申し込みを行います。電話でも可能ですが、Webフォームなら24時間いつでも送信できるので便利です。名前や住所、売りたい着物の量などを入力するだけで、数分で完了します。
申し込み後、業者から折り返しの電話やメールがあり、訪問日時を決定します。このとき、疑問点や不安なことがあれば遠慮なく質問しておきましょう。オペレーターの対応が良い業者は、当日の査定員も期待できることが多いです。
2. 査定当日の鑑定から金額提示までの様子
約束の日時になると、査定員が自宅を訪問します。玄関先で査定を行うのが一般的ですので、部屋の中まで片付ける必要はありません。用意しておいた着物を一点ずつ丁寧に見ていき、その場で査定額を算出してくれます。
査定が終わると、合計金額とその内訳の説明があります。「これは作家物なので〇〇円です」といった具体的な説明を受け、金額に納得できれば買取成立となります。もちろん、納得できなければその場で断っても全く問題ありません。
3. 買取成立後の支払いとキャンセルの仕組み
金額に合意したら、その場で契約書にサインをし、本人確認書類を提示します。基本的にはその場ですぐに現金で支払われますが、金額が高額すぎる場合は後日振込になることもあります。
- 身分証明書の提示
- 契約書への署名
これだけで手続きは終了です。また、契約後でも8日以内であれば無条件で契約を解除できる「クーリングオフ制度」があります。もし後から「やっぱり売らなければよかった」と思っても取り戻せる仕組みがあるので、安心して利用できます。
安心して取引するための事前準備
スムーズに買取を進めるためには、当日に向けた準備が欠かせません。準備と言っても難しいことではなく、必要なものを揃えたり、気持ちの整理をしておくだけのことです。これをしておくだけで、当日のトラブルを未然に防ぐことができます。
査定員が来る直前になって慌てて探し物をするのは避けたいものです。余裕を持って対応できるよう、以下の3つのポイントを確認しておきましょう。
1. 本人確認に必要な身分証明書の用意
古物営業法という法律により、買取時には必ず本人確認が義務付けられています。これができないと、どんなに高い着物でも買い取ってもらうことができません。運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証など、現住所が記載されたものを用意しておきましょう。
顔写真がない保険証などの場合は、公共料金の領収書など補助書類が必要になることもあります。申し込みの電話の際に、何が必要かを確認しておくと確実です。有効期限が切れていないかもチェックしておいてくださいね。
2. 売りたい着物と残す着物の仕分け作業
査定当日までに、「絶対に売りたいもの」と「迷っているもの」「売らないもの」を分けておくことをおすすめします。当日の場の雰囲気に流されて、売るつもりのなかった大切な着物まで手放してしまい、後悔するケースがあるからです。
- 売るものエリア
- 残すものエリア
このように物理的に場所を分けておくと間違いがありません。迷っているものは査定員に相談してから決めても良いですが、基本のスタンスを決めておくと冷静に判断できます。
3. 査定員に伝えるべき情報の整理
その着物が「いつ」「どこで」「いくらで」購入したものか、覚えている範囲でメモしておくと査定の助けになります。「30年前に百貨店で50万円で買った」といった情報は、査定員が価値を判断する際の一つの参考情報になるからです。
また、証紙が見当たらない場合でも「これは大島紬だと聞いている」と伝えることで、より慎重に見てもらえる可能性があります。着物にまつわるエピソードがあれば、積極的に伝えてみましょう。
着物買取に関するよくある質問
着物を売るのが初めてだと、まだまだ分からないことだらけだと思います。「こんなボロボロで大丈夫かな?」「小物だけでもいいのかな?」といった疑問は、誰もが抱くものです。
ここでは、多くの人が気になっているよくある質問をまとめました。これを読めば、抱えているモヤモヤが解消されるかもしれません。
1. 古い着物やシミがある着物でも売れるのか?
結論から言うと、売れる可能性は十分にあります。もちろん新品同様より価格は下がりますが、致命的な汚れでなければ、リメイク素材としての需要があるからです。自己判断で「ゴミだ」と決めつけず、まずは見てもらうことが大切です。
特に上質な生地であれば、多少のシミがあっても部分的に使いたいという需要が存在します。捨ててしまえば0円ですが、査定に出せば数百円でも値段がつくかもしれません。ダメ元で出してみるのが正解です。
2. 帯や草履などの和装小物も買取対象になるか?
多くの業者で、帯や草履、バッグ、帯締め、帯留めなどの和装小物も買取対象になっています。特に帯留めなどは、サンゴや翡翠などの宝石が使われている場合、着物本体よりも高い値段がつくことさえあります。
- 帯
- 和装バッグ
- 草履
- 髪飾り
これらがセットになっていると、次に使う人が購入しやすいため、プラス査定になりやすいです。着物と一緒にまとめて査定に出すのがおすすめです。
3. クリーニングをしてから査定に出すべきか?
これは絶対に「NO」です。良かれと思ってクリーニングに出しても、その代金以上に査定額がアップすることはまずありません。例えば5000円かけてクリーニングしても、査定額が1000円しか上がらなければ、結果的に4000円の損になります。
また、着物のクリーニングは特殊な技術が必要で、近所のクリーニング店に出すと逆に生地を傷めてしまうリスクもあります。汚れやシワがあっても、そのままの状態で査定に出すのが一番賢い方法です。
まとめ:自分に合う業者を見つけて大切な着物を高く売ろう
ここまで、おすすめの着物買取業者や高く売るためのコツについて解説してきました。どこがいいか迷っていた方も、自分なりの判断基準が見えてきたのではないでしょうか。大切なのは、業者任せにするのではなく、自分の希望に合ったサービスを主体的に選ぶことです。
着物はただの衣類ではなく、日本の文化や家族の思い出が詰まった財産です。だからこそ、その価値を分かってくれる人に引き継ぎたいですよね。今回ご紹介したバイセルや福ちゃんなどの業者を参考にすれば、きっと納得のいく取引ができるはずです。
まずは気になった業者の無料査定を試して、あなたの大切な着物の価値を確かめてみてはいかがでしょうか。タンスがスッキリすれば、心もきっと軽くなるはずです。そして、その着物がまた誰かの晴れ姿を彩ると思えば、手放す寂しさも喜びに変わるかもしれません。
