大切なお子様の結婚式が決まり、母親として何を着るべきか悩んでいませんか?「せっかくなら良いものを着たい」と考えたとき、真っ先に名前が挙がるのがハツコエンドウですよね。
でも、やっぱり気になるのは留袖レンタルの料金相場ではないでしょうか?「高級ブランドだからすごく高いのでは?」「予算オーバーにならないかな?」と不安になるのは当然です。
この記事では、憧れのハツコエンドウの留袖をレンタルする際のリアルな費用や、なぜ多くの母親たちに選ばれているのかを紐解いていきます。納得のいく衣装選びのために、ぜひ参考にしてくださいね。
ハツコエンドウの留袖、レンタルの料金相場はどのくらい?
まずは一番気になるお金の話から始めましょう。ハツコエンドウは、一般的なレンタル店とは少し価格帯が異なります。
結論から言うと、決して「安い」とは言えません。しかし、それにはきちんとした理由と、価格以上の価値があるのです。具体的な数字を見ていきましょう。
1. 憧れのブランド!レンタルの中心価格帯
ハツコエンドウで黒留袖をレンタルする場合、中心となる価格帯は20万円から40万円前後です。もちろん、これよりリーズナブルなものや、さらに高額な人間国宝級の着物も存在します。
多くの先輩お母様たちが選んでいるのは、25万円前後のラインが多いようです。この価格帯だと、柄の華やかさと品格のバランスがとても良くなります。
実際に試着に行くと、値札を見て驚くかもしれません。でも、一生に一度の晴れ舞台ですから、まずは相場を知っておくことが大切です。
2. 一般的なレンタル店と比べると金額はどう違う?
では、街の着物屋さんやネットレンタルとはどれくらい違うのでしょうか?数字で比較してみると、その差がはっきりと見えてきます。
一般的なレンタル店とハツコエンドウの料金比較は以下の通りです。
| お店 | 料金相場(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| ネットレンタル | 2万円 〜 5万円 | 手軽で安いが、質感はそれなり |
| 一般の式場提携 | 5万円 〜 15万円 | 標準的な品質、無難な柄が多い |
| ハツコエンドウ | 18万円 〜 50万円以上 | 圧倒的な高級感とデザイン性 |
こうして見ると、確かにハツコエンドウは高額です。しかし、ネットレンタルの着物が「衣装」だとしたら、ハツコエンドウの着物は「本物の着物」というくらいの違いがあります。
3. 着物の「ランク」で値段が変わるポイント
同じハツコエンドウの中でも、10万円台のものと50万円のものでは何が違うのでしょうか?実は、パッと見ただけでは分からない部分に秘密があります。
値段が変わる主な要素は以下の3つです。
- 刺繍の量と技術
- 生地の質(正絹の重み)
- 作家やブランドの知名度
高い着物は、刺繍の糸の艶や立体感が全く違います。会場のスポットライトを浴びたとき、安価なプリント柄とは違う、奥深い光沢を放つのです。
留袖のレンタル代以外にかかる費用は何がある?
「よし、予算は25万円くらいね」と思ったら、ちょっと待ってください。着物本体のレンタル料以外にも、当日までにかかる費用がいくつかあります。
見積もりをもらってから「えっ、こんなにかかるの!?」と慌てないように、トータルコストで考えておきましょう。意外と見落としがちな項目を整理しました。
1. 当日の着付けやヘアセット・メイクの料金
着物を借りただけでは、結婚式には出られませんよね。当日の支度代が必要です。ハツコエンドウのサロンでお願いする場合、技術料もそれなりの金額になります。
一般的なホテルやサロンでの施術料金の目安は以下の通りです。
| 項目 | 料金目安 |
|---|---|
| 着付け | 10,000円 〜 20,000円 |
| ヘアセット | 8,000円 〜 15,000円 |
| メイク | 6,000円 〜 10,000円 |
これらを合計すると、支度だけで3万円から5万円ほど見ておく必要があります。早朝料金が加算される場合もあるので、時間は要チェックです。
2. 肌着や足袋などの小物類は購入が必要?
レンタルには、帯や長襦袢、帯揚げなどの「表に見えるもの」は含まれています。しかし、直接肌に触れるものは、衛生上の理由から自分で用意するか購入するのが基本です。
ハツコエンドウや多くの衣装室で、一般的に購入または持参が必要なものは以下の通りです。
- 肌襦袢(肌着)
- 裾よけ
- 足袋
- 補正用のタオル
これらは「和装小物セット」として販売されていることも多いです。もし昔のものが手元にあるなら、黄ばんでいないか早めに確認しておきましょう。
3. 遠方の会場へ送る場合の配送料やキャンセル規定
ハツコエンドウで借りて、提携外の遠方のホテルで挙式する場合、着物を送ってもらう必要があります。この時の配送料がどちら持ちになるか確認が必要です。
また、万が一の時のキャンセル料も重要です。高級店ほど、キャンセル規定は厳格に決まっています。
「身内の不幸」や「延期」など、予期せぬ事態は誰にでも起こり得ます。契約書にサインする前に、いつからキャンセル料が発生するのか、必ず日付をチェックしてくださいね。
値段が高くてもハツコエンドウが母親世代に人気の理由
「やっぱり高いわね…」とため息をついている方もいるかもしれません。それでもなお、多くの母親がハツコエンドウを選ぶのには、価格以上の明確な理由があります。
それは単なるブランド料ではありません。実際に袖を通した瞬間に感じる高揚感と、ゲストをお迎えする立場としての「自信」が手に入るからです。
1. 写真でもはっきり分かる!刺繍や生地の質の良さ
結婚式の写真は、一生残りますよね。集合写真で並んだとき、着物の質の差は意外なほどはっきりと写ってしまいます。
特に違いが出るのは「黒の色味」です。上質な正絹の黒留袖は、深く漆黒のような黒色をしています。一方、安価なものは少しグレーがかって見えたり、ペラペラして見えたりすることがあるのです。
ハツコエンドウの留袖なら、どんなカメラで撮られても恥ずかしくありません。「お母様の着物、素敵ですね」と言われる喜びは、何物にも代えがたいですよ。
2. 伝統的な柄からモダンなデザインまで選べる豊富さ
「留袖=古臭い」というイメージを持っていませんか?ハツコエンドウには、古典的な柄だけでなく、現代の感覚に合ったモダンなデザインも豊富に揃っています。
例えば、チャペルウェディングに合うような、洋花をあしらったスタイリッシュな柄などです。
「私にはまだ留袖なんて早いかも」と感じている若いお母様でも、きっと「これなら着たい!」と思える一着に出会えるはずです。選ぶ楽しさがあるのも、人気店ならではですね。
3. 一流ホテルの照明に映える圧倒的な存在感
ハツコエンドウは、帝国ホテルやパレスホテルなど、一流ホテルと提携しています。つまり、それらの会場の広さや照明に負けない着物を作っているのです。
広いバンケット(披露宴会場)の強いライトの下では、薄い生地や安っぽい金箔は飛んで見えてしまいます。
しかしハツコエンドウの着物は、豪華なシャンデリアの下でもしっかりと存在感を放ちます。会場の格と衣装の格を合わせることは、ホスト役としてのマナーの一つとも言えます。
試着から予約まで!レンタルの具体的な流れを確認
「ハツコエンドウで借りたい!」と心が決まったら、次は行動です。人気の着物はすぐに予約が埋まってしまうので、のんびりしてはいられません。
スムーズにレンタルするための手順を整理しました。初めての方でも、この流れを知っておけば安心ですよ。
1. まずは余裕を持って試着の予約を入れよう
何はともあれ、まずは試着の予約です。挙式の半年前くらいから動き出すのが理想的です。春や秋のブライダルシーズンは特に混み合います。
ハツコエンドウ銀座店などは完全予約制です。電話やウェブサイトから、「留袖の試着をしたい」と伝えて日時を決めましょう。
土日は予約が取りにくいこともあります。平日に動けるなら、その方がゆっくりと選べるかもしれません。
2. 試着当日に持っていくものと所要時間の目安
いよいよ試着当日です。「何を持っていけばいいの?」と迷うかもしれませんが、基本的には手ぶらで大丈夫です。
試着当日のポイントは以下の通りです。
- 襟元の開いた服で行く
- 着脱しやすい靴を履く
- 自分のカメラやスマホ
試着には1時間半から2時間ほどかかります。何着か着比べて、必ず写真を撮っておきましょう。後で家で見返すと、「こっちの方が顔色が明るく見える」といった発見がありますよ。
3. 支払い方法と衣装の受け取り・返却のタイミング
気に入った着物が見つかったら、契約と支払いです。支払いは予約時に内金を入れるか、後日全額振込などのパターンがあります。店舗によって違うので確認してください。
衣装の受け取りは、基本的には挙式の前日か2日前に会場の美容室へ直接配送されます。自分で持ち運ぶ重労働がないのは助かりますね。
返却も、脱いだらそのまま会場の担当者に渡すか、翌日までに発送すればOKです。クリーニングは不要ですので、そのまま返せるのがレンタルの最大のメリットです。
お父様のモーニングも一緒にレンタルできる?
お母様の衣装が決まったら、忘れてはいけないのがお父様です。夫婦並んだ時のバランスはとても大切ですよね。
ハツコエンドウでは、もちろんモーニングのレンタルも行っています。一緒に手配してしまえば、準備の手間もグッと減りますよ。
1. モーニングレンタルの料金相場とセット内容
お父様のモーニングは、留袖に比べると価格は控えめです。それでも、量販店の礼服とはシルエットが全く違います。
モーニングレンタルの料金相場は以下の通りです。
| 種類 | 料金相場 |
|---|---|
| スタンダード | 30,000円 〜 40,000円 |
| ハイグレード | 50,000円 〜 |
セットには、上着、ベスト、ズボン、ネクタイなどが含まれます。シャツや靴は自分で用意するか、オプション販売になることが多いので確認しましょう。
2. 夫婦で一緒に試着・レンタルをするメリット
別々に手配するよりも、ご夫婦で一緒にハツコエンドウに行くことを強くおすすめします。一番の理由は「格」が揃うからです。
お母様が豪華な着物なのに、お父様のモーニングがペラペラだと、隣に並んだ時にどうしても違和感が出てしまいます。
それに、久しぶりのデート気分で銀座へ行き、お互いの衣装を選び合うのも素敵な思い出になりますよ。夫婦揃って試着室に入るなんて、新婚時代以来かもしれませんね。
ハツコエンドウの留袖はどこでレンタルできる?
最後に、実際にどこに行けばハツコエンドウの留袖を借りられるのかを確認しておきましょう。「銀座に行かないとダメ?」と思っている方もいるかもしれません。
基本的には直営店か、提携しているホテルの衣裳室を利用することになります。
1. 銀座店や提携しているホテルの衣裳室
旗艦店である「ハツコエンドウ ウェディングス銀座」には、もっとも多くの種類の着物が揃っています。たくさんの種類から選びたいなら、銀座店が一番です。
また、以下のホテルなどで挙式する場合は、ホテル内のハツコエンドウ衣裳室を利用できます。
- 帝国ホテル
- パレスホテル東京
- ザ・リッツ・カールトン東京
- シャングリ・ラ 東京
提携ホテルで挙式するなら、搬入の手間もなく、担当者同士の連携もスムーズなので安心感が違います。
2. 提携していない会場でもレンタルは可能?
「会場はハツコエンドウと提携していないけれど、着物はハツコエンドウがいい」という場合もありますよね。もちろん、レンタル自体は可能です。
ただし、その場合は「持ち込み料」が会場側から請求されることがあります。
持ち込み料は、留袖一着につき数千円から1万円程度が相場です。契約前に、会場のプランナーさんに「衣装を持ち込みたい」と相談しておくのがトラブルを防ぐコツです。
まとめ:一生に一度の晴れ舞台を最高の留袖で
ハツコエンドウの留袖レンタルについて、料金相場から利用の流れまで解説してきました。20万円からという価格は、確かに大きな出費かもしれません。
しかし、結婚式の主役はもちろん新郎新婦ですが、母親もまた「第二の主役」と言われるほど注目される存在です。ゲストをお迎えし、感謝を伝えるその姿は、多くの人の目に焼き付きます。
何より、立派に育て上げたお子様の晴れ姿を、最高の一着で見届けることは、自分自身へのご褒美でもあります。
写真を見返したとき、「やっぱりこれを着てよかった」と思える日が必ず来ます。まずは一度、試着に出かけて、本物の着物の重みと美しさを体感してみてはいかがでしょうか?
