ブランドバッグでも平気?母親の入学式着物コーデにおけるバッグ選びを紹介

お子様の晴れ舞台である入学式、着物で参列しようと計画しているお母さんも多いのではないでしょうか。そんな時にふと頭をよぎるのが「手持ちのブランドバッグを合わせてもマナー違反にならない?」という疑問です。せっかくの機会ですから、お気に入りのアイテムを使いたい気持ちはとてもよく分かります。

実は、入学式の着物にブランドバッグを合わせること自体は、決して悪いことではありません。大切なのは「選び方」と「合わせ方」のバランスだけなのです。この記事では、着物姿をより美しく引き立てるための、具体的なバッグ選びのポイントを詳しくご紹介していきます。

目次

入学式の着物にブランドバッグを合わせても大丈夫?

「着物には和装専用のバッグじゃないといけない」と思い込んでいませんか?実は、最近の入学式では、着物に洋装用のブランドバッグを合わせるお母さんが増えています。ルールさえ押さえれば、むしろ洗練された印象を与えることができるのです。

1. ブランドバッグでもTPOとデザインを守れば問題ない理由

時代の変化とともに、着物の装いも少しずつ自由になってきました。昔ほど厳格なルールに縛られる必要はなく、全体の調和が取れていれば周囲から浮くことはありません。特にブランドバッグは作りがしっかりしているため、きちんとした場にふさわしい品格を備えています。

ただし、どんなブランドバッグでも良いというわけではありません。入学式はあくまでお子様が主役の学校行事です。派手すぎるものやカジュアルすぎるものは避け、式典の厳かな雰囲気を壊さない配慮が必要です。TPOをわきまえたデザインであれば、自信を持って持って行って大丈夫ですよ。

2. 母親の着物姿に馴染むブランドバッグの特徴

着物に馴染むバッグには、共通する特徴があります。それは「主張しすぎない上品さ」です。ブランドバッグならではの質の良い素材感や、丁寧な縫製は着物の高級感と非常に相性が良いのです。

具体的な特徴を以下に挙げます。

  • 自立するしっかりとしたフォルム
  • 横長のシルエット
  • 光沢が控えめな素材

これらは着物の佇まいを邪魔せず、むしろ引き立ててくれる要素です。柔らかすぎる素材や、くたっとした形のバッグは着物の直線的な美しさと喧嘩してしまうので避けたほうが無難です。

着物との相性が良いバッグの素材とは?

バッグの素材選びは、着物コーディネートの要と言っても過言ではありません。素材が持つ質感によって、フォーマル度が大きく左右されるからです。ここでは入学式というシーンにマッチする、おすすめの素材について見ていきましょう。

1. フォーマルな場にふさわしい佐賀錦などの帯地素材

最も間違いがないのは、やはり帯地(おびじ)などの織物素材です。金糸や銀糸が織り込まれた佐賀錦などは、光の当たり方で上品に輝き、訪問着や付け下げといった式典用の着物に完璧にマッチします。

伝統的な和装バッグは、この素材で作られていることがほとんどです。「絶対に失敗したくない」「正統派の装いで臨みたい」という場合は、布製の礼装用バッグを選ぶのが一番の安心材料になります。着物の柄とリンクしたデザインを選ぶのも素敵ですね。

2. 上品な印象を与える革製バッグの選び方

「革製品は殺生を連想させるから着物にNG」という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、現在の入学式のような略礼装の場では、シンプルな牛革などのバッグなら問題なく使えます。むしろ、革の上質な艶がコーディネートを引き締めてくれる効果もあります。

革製を選ぶ際のチェックポイントをまとめました。

チェック項目推奨される選び方
表面の加工スムースレザーや細かい型押しが上品でおすすめ
動物の柄クロコダイルやパイソンなどの爬虫類系はNG
毛皮・ファーカジュアルすぎるため入学式には不向き

このように、爬虫類系や毛皮などを避ければ、革のバッグでも十分にフォーマルな装いとして通用します。表面がなめらかで、落ち着いた光沢のあるものを選んでみてください。

ブランドロゴや金具のデザインはどう判断する?

ブランドバッグを持つ時に一番気になるのが「ロゴ」の扱いではないでしょうか。ブランドを主張しすぎると、上品な着物姿が台無しになってしまうこともあります。ここでは、嫌味にならずに持つためのデザインの見極め方を解説します。

1. ブランドロゴが目立ちすぎない控えめなデザインの重要性

着物はそれ自体がとても華やかな衣装です。そこに大きなロゴが入ったバッグを合わせると、視線が散らばってしまい、せっかくの着物が霞んでしまいます。「どこのブランドか分からない」くらい控えめなデザインの方が、かえって洗練された大人の余裕を感じさせます。

ブランドのモノグラム柄(ロゴが全面に入った柄)よりも、無地に近いデザインを選びましょう。あるいは、ロゴが型押しで同色になっていて目立たないタイプもおすすめです。あくまで「着物が主役、バッグは脇役」という意識を持つことが大切です。

2. 入学式の雰囲気に合う金具の色と光沢感

バッグの留め具やチェーンなどの「金具」も重要なチェックポイントです。入学式はお祝いの席なので、ゴールドやシルバーの金具がついているものは華やかさが出て良いでしょう。

ただし、以下の点には注意してください。

  • ピカピカしすぎる鏡面仕上げ
  • 大きすぎるバックル
  • ジャラジャラと音の出るチャーム

これらは悪目立ちする可能性があります。マットな質感の金具や、小ぶりで繊細なデザインのものを選ぶと、着物の帯留めや簪(かんざし)とも馴染みやすく、全体が上品にまとまります。

必要なものが入るサイズ感とマチの広さ

入学式の当日は、意外と持ち物が多くなるものです。デザインだけで選んでしまうと、「財布が入らない!」と当日慌てることになりかねません。見た目の美しさと実用性を兼ね備えた、最適なサイズ感を知っておきましょう。

1. 長財布やスマートフォンが無理なく収まる大きさの目安

最低限必要なものが入るサイズかどうか、事前に必ず確認しましょう。小さすぎるバッグは可愛いですが、中身がパンパンに詰まって形が崩れているのは見栄えが良くありません。

入学式当日の必須アイテムです。

  • 長財布
  • スマートフォン
  • ハンカチ・ティッシュ
  • 口紅やコンパクト

これらが無理なく入り、かつ口がしっかり閉まるサイズが理想です。目安としては、横幅が25cm前後あると長財布の出し入れもスムーズです。マチ(厚み)が10cm程度あると、見た目以上に収納力が確保できますよ。

2. 膝の上に置いた時に美しく見えるバッグのバランス

式典中は椅子に座っている時間が長いため、バッグは膝の上に置くことになります。この時、バッグが大きすぎると着物の袖や膝からはみ出してしまい、だらしない印象を与えてしまうことがあります。

逆に小さすぎても、体の大きさとのバランスが悪く見えてしまいます。膝の上に置いた時に、太ももの幅に収まるくらいのサイズ感が最も美しく見えます。鏡の前で椅子に座り、バッグを膝に置いてバランスを確認してみるのがおすすめです。

春の入学式にふさわしいバッグの色選び

バッグの色は、全身のコーディネートの印象を決定づける大切な要素です。入学式は春に行われる行事ですから、季節感を意識した色選びができると素敵ですね。ここでは、春の陽気に映える色の選び方をご紹介します。

1. 淡いピンクやクリーム色など春らしい色の取り入れ方

入学式のシーズンには、桜や新緑をイメージさせる明るい色がよく似合います。黒やダークブラウンなどの暗い色よりも、パステルカラーの方がお祝いの席らしい華やかさを演出できます。

おすすめのカラーです。

  • ベージュ・クリーム
  • 淡いピンク
  • シルバーグレー
  • シャンパンゴールド

これらの色は肌写りも良く、写真撮影の際にも顔周りを明るく見せてくれる効果があります。特にベージュ系はどんな色の着物にも合わせやすい万能カラーなので、一つ持っておくと重宝しますよ。

2. 着物や帯の色とリンクさせた統一感のある配色

コーディネートに迷ったら、着物や帯の中に使われている一色をバッグに取り入れてみてください。例えば、着物の柄にあるピンク色とバッグの色を合わせると、全体に統一感が生まれてプロのような着こなしに見えます。

また、草履の鼻緒の色とバッグの色を揃えるのも鉄則テクニックです。足元と手元の色が揃っているだけで、全体が引き締まって見えます。「色は3色以内に抑える」という洋服のルールと同じで、着物も色数を絞ることで上品さが際立ちます。

洋装用のフォーマルバッグは着物にも使える?

わざわざ着物専用のバッグを買うのはもったいない、と感じる方もいるでしょう。手持ちの洋装用フォーマルバッグが使えたら便利ですよね。実は、選び方さえ間違えなければ、和洋兼用で使えるバッグはたくさんあります。

1. 和洋兼用として使えるシンプルなワンハンドルバッグの利点

洋装用のバッグの中でも、持ち手が一本の「ワンハンドル」タイプは着物との相性が抜群です。ハンドバッグ型のシンプルなデザインは、着物のきちんと感と非常によく合います。

逆に避けたほうが良いタイプもあります。

  • ショルダーバッグ(肩掛け紐が長いもの)
  • トートバッグ
  • リュックサック

これらはカジュアルすぎて着物には不向きです。ワンハンドルで、かつ金具が控えめなものであれば、入学式の後のランチ会や、将来的な結婚式のお呼ばれなど、洋装のシーンでも活躍してくれます。

2. 持ち手の長さや形状が着物の袖に干渉しないか確認する点

洋装用バッグを使う時に一番注意したいのが「持ち手の長さ」です。持ち手が長すぎると、腕にかけた時にバッグがぶら下がってしまい、着物の長い袖が邪魔になって持ちにくくなります。

また、袖が持ち手に引っかかって着崩れの原因になることもあります。理想は、手で握った時に地面につかない程度の短めの持ち手です。腕に通すのではなく、手でちょこんと持つスタイルの方が、着物姿では優雅に見えますよ。

荷物が多い場合に便利なサブバッグの活用

入学式では、学校からの配布書類や記念品、持参したスリッパなど、帰りの荷物が格段に増えます。フォーマルバッグ一つでは到底入りきらないでしょう。そんな時に活躍するのが「サブバッグ」です。

1. 配布された書類やスリッパを入れるためのA4サイズの必要性

メインのバッグは小ぶりにまとめて、入りきらない荷物はサブバッグに入れるのがスマートです。学校で配られる封筒や書類はA4サイズが一般的ですので、A4が折らずに入る大きさのサブバッグを用意しておきましょう。

紙袋をサブバッグ代わりにするのは、フォーマルな場では避けたほうが無難です。ブランドのショップ袋なども、カジュアルに見えてしまいます。布製のしっかりとしたトート型サブバッグを一つ準備しておくと、当日慌てずに済みます。

2. メインのバッグと色味を揃えてすっきり見せる工夫

サブバッグを持つ時は、メインのバッグと色味を合わせると洗練されて見えます。例えば、メインがベージュならサブバッグもベージュやオフホワイトにする、といった具合です。

おすすめのサブバッグの特徴です。

  • 光沢のあるサテン生地
  • レースがあしらわれたデザイン
  • 自立するマチ付きタイプ

このように、サブバッグも装いの一部として意識することで、荷物が多くても生活感が出すぎず、エレガントな母親像をキープできます。使わない時は小さく折りたためるタイプだと、行きはメインバッグに入れておけるので便利ですね。

入学式の式典中に気をつけたいバッグの扱い方

素敵なバッグを選んでも、当日の振る舞いが美しくなければ台無しです。着物は洋服よりも動きに制限があるため、バッグの扱い方にも少しコツがいります。式典中の所作について確認しておきましょう。

1. 着席した時に椅子の背中側にバッグを置く手順

式典会場のパイプ椅子や座席に座る時、バッグの置き場に困ることがあります。基本的には、自分の背中と椅子の背もたれの間(腰の後ろあたり)に置くのがマナーです。

手順は以下の通りです。

  1. 浅めに椅子に腰掛ける
  2. バッグを体の後ろに回す
  3. 背もたれと腰の隙間に滑り込ませる

こうすることで、バッグが邪魔にならず、また盗難や汚れの心配も減ります。膝の上に置くのも良いですが、長時間だと疲れてくることもあるので、背中側に置くテクニックを知っておくと役立ちます。

2. 床に置く必要がある場合のハンカチや風呂敷の利用

バッグが大きくて背中に置けない場合や、どうしても床に置かなければならない状況もあるでしょう。しかし、大切なバッグを直接床に置くのは気が引けますし、見た目もあまり良くありません。

そんな時は、持参したハンカチや風呂敷を一枚敷いて、その上にバッグを置きましょう。これだけで「物を大切に扱う丁寧な人」という印象になります。バッグの底が汚れるのも防げますし、着物姿の優雅さを損なわないためのちょっとした気遣いです。

着物とバッグのコーディネートで迷った時の解決策

「色々と読んだけれど、結局自分の着物に合うバッグが選べない!」という方もいるかもしれません。着物は普段着慣れない分、自信が持てないのは当然のことです。そんな時の最終手段としての解決策をご紹介します。

1. 草履とバッグがセットになったものを選ぶメリット

一番確実で失敗がないのは、草履とバッグがセット販売されている「礼装用セット」を購入することです。これらは最初から素材や色、デザインが統一されているため、コーディネートに悩む必要が一切ありません。

セット商品のメリットです。

  • 統一感が出るので足元まで完璧に見える
  • 着物の格式に合わせた作りになっている
  • 単品で揃えるより割安な場合が多い

レンタル着物を利用する場合は、オプションでセットレンタルできることも多いです。自分で組み合わせる自信がない場合は、プロが選んだセットに頼るのが賢い選択と言えるでしょう。

2. 全身鏡を使ってバランスを確認する時のチェックポイント

手持ちのバッグを合わせる場合は、必ず前日に全身鏡でチェックをしてください。バッグ単体で見ると素敵でも、着物と合わせると「あれ?」と思うことがあります。

確認すべきポイントです。

  • バッグの色が着物から浮いていないか
  • バッグの大きさが体格に対して適切か
  • 金具の色が帯締めなどの小物と喧嘩していないか

靴を履いた状態(草履を履いたつもり)で鏡の前に立ち、少し離れて全体を見てみましょう。家族に見てもらうのも良い方法です。客観的な視点を入れることで、当日自信を持って出かけることができます。

まとめ:マナーを守ったお気に入りのバッグで入学式を迎えよう

入学式の着物スタイルにブランドバッグを合わせることは、ポイントさえ押さえれば全く問題ありません。「上品さ」「素材感」「サイズ」の3つを意識するだけで、周りと差がつく素敵なコーディネートになります。

大切なのは、形式にとらわれすぎず、お祝いの気持ちを持って装うことです。お気に入りのバッグは、緊張する式典の間、あなたに自信と安心を与えてくれるはずです。次は、当日のヘアセットや髪飾りについてもリサーチしてみると、より準備が完璧になりますよ。素敵な入学式になりますように!

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