浴衣や着物にサングラスは変?和洋折衷コーデのコツと紫外線対策としての選び方を解説

夏のイベントといえば、花火大会や夏祭りですね。久しぶりに浴衣を着て出かけようと計画している方も多いのではないでしょうか。でも、そこで気になるのが真夏の強烈な日差しです。

「浴衣にサングラスを合わせたいけれど、変に思われないかな?」と悩んでいませんか?普段の洋服なら当たり前の紫外線対策も、和装となるとマナーや見た目が気になってしまうものです。

結論から言うと、選び方さえ間違えなければ全く問題ありません。むしろ、レトロでモダンな雰囲気が出て、周りと差がつくおしゃれなスタイルになりますよ。この記事では、和装に馴染むサングラスの選び方や、失敗しないコーディネートのコツをわかりやすく紹介します。

目次

浴衣や着物にサングラスを合わせるのは「変」ではありません

「着物にサングラスなんて邪道だ」なんて言われたのは、もう過去の話かもしれません。ファッションは自由に楽しむものですし、何より目を守ることは健康のためにも大切ですよね。

最近ではSNSなどでも、浴衣にサングラスや帽子を合わせた素敵なコーディネートをよく見かけます。歴史を振り返ってみても、実は意外なほど相性が良い組み合わせだということがわかります。

1. 昔からある「和洋折衷」の文化を知ろう

実は明治や大正の時代から、着物姿の文豪や文化人が丸メガネをかけている写真はたくさん残っています。当時の最先端ファッションとして、着物に西洋の小物を合わせるスタイルはとても粋なものでした。

現代で私たちがやろうとしている「和洋折衷」は、決して突拍子もないことではありません。むしろ、日本のファッション史における「伝統的な遊び心」の延長線上にあると言えます。

2. 今の時代の「和モダン」な楽しみ方

最近の着物業界では「和モダン」という言葉が定着しています。これは、伝統的なルールに縛られすぎず、現代の感覚を取り入れて着物を楽しもうという動きです。

特に浴衣は、着物の中でも一番カジュアルな「遊び着」という位置付けです。Tシャツやジーンズのような感覚で、もっと自由に小物を足し算して楽しんで良いアイテムなんですよ。

着物でサングラスをかけても良いシーンとタイミング

いくら自由と言っても、場所や相手によっては控えた方が良い場合もあります。TPO(時、場所、場合)をわきまえることが、大人の着こなしの第一歩です。

サングラスをかけても違和感がない、むしろ推奨されるシーンについて整理してみましょう。基本的には「屋外」で「楽しむ場所」であれば、堂々と使って大丈夫です。

1. 夏祭りや花火大会などのカジュアルな場所

賑やかなお祭りやイベント会場は、サングラスコーデが最も輝く場所です。周りの人も開放的な気分になっているので、少し個性的なファッションも好意的に受け入れられます。

特に以下のシーンでは、サングラスが役立ちます。

  • 日中の場所取り待ち時間
  • 屋台が並ぶ参道
  • 野外フェスや音楽イベント

混雑した場所では日傘をさすのが危険なこともありますよね。そんな時こそ、身につけるだけで紫外線対策ができるサングラスは、周囲への配慮にもなる賢い選択です。

2. 観光地での街歩きや移動中

旅行先での散策や、目的地までの移動中もサングラスの出番です。特に京都や浅草などの観光地では、石畳の照り返しが意外と強いことをご存知でしょうか。

「着物だから我慢しなきゃ」と思って眉間にシワを寄せて歩くより、サングラスをかけて涼しい顔で観光を楽しむ方が素敵です。移動中は実用性を重視して、しっかりと目を守りましょう。

和洋折衷コーデとして楽しむサングラスの魅力とは?

単なる日除けとしてだけでなく、ファッションアイテムとして取り入れると、着こなしの幅がぐっと広がります。いつもと同じ浴衣でも、小物を変えるだけで全く違う表情を見せてくれるのが面白いところです。

サングラスをプラスすることで得られるメリットは、見た目のおしゃれさだけではありません。機能面での快適さも、夏の和装には欠かせないポイントです。

1. いつもの浴衣が「レトロ」でおしゃれに変身

サングラスをひとつ掛けるだけで、どこか懐かしい「大正ロマン」のような雰囲気が生まれます。古典的な柄の浴衣も、一気に現代的なファッションに早変わりします。

「ちょっと地味かな?」と思うような古い浴衣こそ、サングラスを合わせてみてください。そのギャップがこなれ感を生み、古着を着こなすようなおしゃれな印象になりますよ。

2. 日傘がさせない時の強い味方になる

浴衣でのお出かけは、巾着を持ったり下駄で歩いたりと、普段より動作が制限されがちです。さらに日傘を持つとなると、片手が塞がってしまい何かと不便ですよね。

サングラスなら両手が空くので、屋台の食べ物を楽しんだり、写真を撮ったりするのもスムーズです。アクティブに動き回りたい日こそ、「かける紫外線対策」が本領を発揮します。

紫外線対策に効果的なレンズの選び方

ここからは、具体的な選び方について見ていきましょう。まずは機能面です。「色が濃いほど紫外線を防げる」と勘違いしている方も多いのですが、実はそれは間違いなんです。

大切な目を守るためには、デザインだけでなくレンズのスペックもしっかり確認する必要があります。見た目と機能、どちらも妥協しない選び方を紹介します。

1. 「UVカット率」と「色の濃さ」は違うの?

レンズの色の濃さと、紫外線をカットする能力は全く別のものです。透明なレンズでもUVカット率が高いものもあれば、真っ黒でも紫外線を素通ししてしまうものもあります。

選ぶ際に必ずチェックしてほしい項目は以下の通りです。

  • 紫外線透過率
  • 紫外線カット率(UVカット率)
  • UV400などの表示
種類特徴着物との相性
濃い色のレンズ眩しさを防ぐ効果が高い。瞳孔が開きやすくなる場合も。クールになりすぎる可能性あり
薄い色のレンズ視界が明るい。眩しさ軽減効果は控えめ。威圧感がなく合わせやすい
クリアレンズ裸眼と同じ見え方。伊達メガネ感覚で使える。最も自然で失敗が少ない

UVカット率が低いのに色が濃いレンズを使うと、暗さで瞳孔が開いたところに紫外線が入ってしまい、逆効果になることもあります。必ず「紫外線透過率1.0%以下」などの表示があるものを選びましょう。

2. 夕方までかけていても疲れないクリアレンズ

花火大会など、昼から夜にかけて長時間外出する場合は、クリアレンズ(透明なレンズ)や調光レンズが便利です。夕暮れ時に視界が暗くなると、慣れない下駄での歩行は危険だからです。

「伊達メガネ」のような見た目のUVカット眼鏡なら、夜になっても違和感がありません。「ずっと掛けっぱなしでいたい」というズボラさんには、一番おすすめの選択肢かもしれませんね。

着物に馴染みやすい「レンズカラー」の選び方

機能の次は、見た目の印象を左右する「色」の選び方です。洋服ならクールな黒のサングラスも素敵ですが、和装の場合は少し「抜け感」を意識するのがポイントです。

着物の柔らかい質感や色味に対して、サングラスだけが浮いてしまわないように、色のトーンを調整していきましょう。

1. 目元が透ける「淡い色」が一番のおすすめ

着物や浴衣に合わせるなら、相手から自分の目が見えるくらいの「ライトカラー」が断然おすすめです。色が濃すぎて目が全く見えないと、どうしても威圧感が出てしまいます。

和装に馴染みやすいおすすめのカラーは以下の通りです。

  • ライトブラウン
  • ライトブルー
  • セージグリーン
  • ペールイエロー

これらの色は肌馴染みが良く、優しい印象を与えます。特に薄いブラウンやベージュ系は、日本人の肌色とも相性が良く、着物の色を選ばずに使える万能選手です。

2. 着物や帯の色と合わせるテクニック

もうワンランク上のおしゃれを目指すなら、着物や帯に使われている色とレンズの色をリンクさせてみましょう。全身に統一感が生まれ、洗練されたコーディネートになります。

例えば、紺色の浴衣なら薄いブルーのレンズ、暖色系の帯ならブラウンやピンクのレンズといった具合です。色数は増やしすぎず、全体を3色くらいにまとめるとスッキリ見えますよ。

和装の雰囲気を壊さない「フレーム」の形

レンズの色と同じくらい重要なのが、フレームの形です。メガネの形状によっては、和装のしっとりとした雰囲気を壊してしまうこともあります。

着物は直線的な裁断で作られていますが、着姿はなで肩や襟のカーブなど、曲線的な美しさが特徴です。この「曲線」を意識してフレームを選ぶのがコツです。

1. レトロな雰囲気を出すなら「丸い形」

もっとも着物に似合うと言われているのが、丸みのあるデザインです。角のない形が、和装の柔らかい雰囲気と絶妙にマッチします。

特におすすめの形状は以下の2つです。

  • ラウンド型(完全な丸メガネ)
  • ボストン型(下側が少し細くなっている丸型)

「まん丸はちょっと勇気がいる」という方は、ボストン型から試してみてください。誰にでも似合いやすく、程よいレトロ感を演出してくれる優秀なデザインです。

2. スッキリ見せたいなら「細い金属フレーム」

フレームの素材も印象を大きく変えます。プラスチック製の太いフレームはカジュアルでポップな印象になりますが、少し子供っぽく見えてしまうこともあります。

大人っぽく上品に見せたいなら、ゴールドやシルバーなどの「メタルフレーム(金属)」がおすすめです。線が細いので顔の印象を邪魔せず、涼しげで知的な横顔を作ってくれます。

大正ロマン風に仕上げる「レトロコーデ」のコツ

せっかくサングラスを合わせるなら、全身のコーディネートもテーマを持って楽しんでみませんか?人気が高いのは、やはり「大正ロマン」風のスタイルです。

物語の主人公になったような気分で、小物使いやヘアスタイルにもこだわってみましょう。少しの工夫で、完成度がぐっと高まります。

1. 帽子やレース手袋と一緒に合わせる

サングラス単体だと「ただ眩しいから掛けている」ように見えることもあります。そこに他の洋風アイテムを足すことで、「あえてこうしている」というファッション性が強調されます。

一緒に合わせると可愛いアイテムは以下の通りです。

  • カンカン帽やベレー帽
  • レースの手袋や足袋
  • パールのネックレス
  • 革のバッグ

これらのアイテムを組み合わせることで、和と洋の境界線が曖昧になり、独特の世界観が生まれます。足し算のおしゃれを楽しめるのも、和洋折衷コーデの醍醐味ですね。

2. 髪型はあえて「ゆるふわ」にまとめる

サングラスをかける時は、髪型をきっちりしすぎないことが大切です。和髪のように美しく結い上げすぎると、サングラスとのバランスが取りにくく、厳格な印象になってしまいます。

後れ毛をたっぷり出したり、低い位置でゆるくまとめたりして「隙」を作りましょう。そのラフさがサングラスのカジュアルさとリンクして、全体がまとまって見えます。

現代的でクールな印象を作るポイント

「レトロよりも、もっと現代的でスタイリッシュにしたい」という方もいるでしょう。その場合は、引き算のおしゃれを意識してみてください。

甘さを抑えて、シンプルかつ大胆に見せることで、都会的な和装スタイルが完成します。男性の浴衣コーデにも使えるテクニックです。

1. シンプルな浴衣には「少し大きめ」を合わせる

無地や縞模様など、柄がシンプルな浴衣を着る時は、少し大きめのサングラスをアクセントにしてみましょう。顔まわりにインパクトを作ることで、小顔効果も期待できます。

ただし、レンズの色は薄めのままにするのが鉄則です。フレームだけ少し主張のあるものを選ぶと、モードな雰囲気が出てかっこよく決まります。

2. 足元をサンダルにしてバランスを取る

サングラスで顔まわりを洋風にするなら、足元も下駄ではなくサンダルを合わせてみましょう。上下に洋風の要素を配置することで、全体のバランスが整います。

  • レザーサンダル
  • 厚底のスポーツサンダル
  • ミュール

鼻緒がない履物を合わせるだけで、一気に現代的な印象になります。履き慣れたサンダルなら、長時間歩いても足が痛くなりにくいというメリットもありますね。

知っておきたいサングラスを外すべきタイミング

最後に、大人のマナーとして気をつけておきたいポイントをお伝えします。ファッションは自由ですが、周りの人への配慮があってこそ素敵に見えるものです。

「ずっと掛けっぱなし」にするのではなく、メリハリをつけて着脱することで、スマートな印象を与えられますよ。

1. 屋内に入った時や人と話す時

お店に入った時や、誰かと会話をする時は、サングラスを外すのが基本です。特に目上の人と話す時に目が見えない状態だと、失礼な印象を与えてしまうかもしれません。

  • 屋台で注文する時
  • 知人に会って挨拶する時
  • 神社の本殿でお参りする時

一瞬の動作ですが、サッと外して目を見て話すだけで、「常識のある人だな」と好感を持ってもらえます。外したサングラスは、帯に挟んだり手に持ったりしておきましょう。

2. 写真撮影の時は手元に持つのもアリ

せっかくの浴衣姿、記念写真もたくさん撮りますよね。全ての写真でサングラスを掛けていると、後で見返した時に「どれも表情がわからない」なんてことになりかねません。

時にはサングラスを外して、手元に持ったり、胸元に掛けたりして撮影してみましょう。小道具として使うことで、ポーズのバリエーションも増えますし、素顔の思い出もしっかり残せます。

まとめ

浴衣や着物にサングラスを合わせることは、決して変なことではありません。むしろ、紫外線から目を守りつつ、自分らしいおしゃれを楽しむための素晴らしいアイデアです。

大切なのは、「どんな風に見せたいか」をイメージしてアイテムを選ぶことです。レトロにしたいのか、クールにしたいのかによって、似合うサングラスも変わってきます。

  • 威圧感のない「薄い色のレンズ」を選ぶ
  • 和装の曲線に合う「丸みのあるフレーム」を選ぶ
  • 屋内や会話の時は外すというマナーを守る

この3つさえ押さえておけば、大きな失敗は防げます。

最初は少し勇気がいるかもしれませんが、一度試してみるとその快適さと便利さに驚くはずです。今年の夏は、お気に入りの浴衣とサングラスで、新しい和装の楽しみ方を見つけてみてくださいね。

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