美容院予約は必要?卒業式の着物に似合う母親の髪型とセルフセットのコツを紹介

お子様の晴れ舞台である卒業式、おめでとうございます。母親として着物で参列するのはとても素敵ですが、同時に悩ましいのが「髪型」の問題ですよね。卒業式の着物に似合う髪型にするために、わざわざ美容院予約は必要なのか、それともセルフセットで乗り切れるのか、頭を悩ませている方も多いはずです。

朝早い時間の卒業式に向けて、自分の支度だけに時間をかけてはいられません。美容院を予約する手間やコストを考える一方で、自分でセットして失敗したらどうしようという不安もありますよね。この記事では、そんなお母様たちの「どっちがいいの?」という素朴な疑問に答えつつ、自分でできる素敵なヘアアレンジや、美容院をうまく利用するコツについて詳しくご紹介します。

目次

卒業式の着物ヘアセットで美容院予約は本当に必要?

卒業式の朝は、まさに時間との戦いです。そんな中で美容院に行くべきか、自宅で済ませるべきかは、多くのお母様が直面する最初の分かれ道ですよね。プロに任せる安心感を取るか、自宅での気楽さを取るか、それぞれの特徴を整理してみましょう。

まずは、美容院にお願いする場合と自分でセットする場合の違いを比べてみます。判断材料として活用してください。

項目美容院にお願いする場合自分でセットする場合
仕上がりプロの技術で崩れにくく華やか練習次第だが、手作り感が出る
費用4,000円〜8,000円程度ほぼ0円(道具代のみ)
所要時間移動含め1.5〜2時間30分〜1時間
早朝対応別途早朝料金がかかる場合がある自分のペースで開始できる
リスク予約が取れない可能性がある当日うまくいかない不安がある

1. 美容院に依頼するメリットとデメリット

美容院にお願いする最大のメリットは、何と言っても「後ろ姿の美しさ」と「崩れにくさ」です。自分では確認しづらい後頭部のボリュームや、襟足の処理も完璧に仕上げてくれます。着物は洋服以上に姿勢や所作で見え方が変わるため、プロの技術でガッチリ固めてもらう安心感は大きいでしょう。

一方で、デメリットは時間とコストの負担です。卒業式の朝はただでさえバタバタするのに、美容院への移動時間まで計算に入れなければなりません。また、人気のお店は数ヶ月前から予約が埋まってしまうことも多く、スケジュールの調整が難しいという側面もあります。

2. 自分でセットする場合のメリットと懸念点

セルフセットの魅力は、何と言っても「時間の融通が利くこと」と「節約できること」です。お子様の準備を手伝いながら、隙間時間でサッと髪を整えることができます。最近は便利なヘアアクセサリーも増えているので、テクニック不足をアイテムでカバーすることも十分に可能です。

しかし、最大の懸念点は「途中で崩れてこないか」という不安でしょう。式典の最中にお辞儀をした拍子に髪がパラパラ落ちてきたり、記念写真で髪がボサボサだったりするのは避けたいものです。普段から髪をいじり慣れていない方にとっては、プレッシャーになることもあります。

3. 予約が必要かどうかの判断基準とは?

結局のところ、予約が必要かどうかは「自分の中での優先順位」で決まります。「一生に一度の写真映りを最優先したい」なら迷わず美容院を予約すべきですし、「朝の時間を家族のために使いたい」ならセルフセットが正解です。

また、髪の長さや量も判断基準になります。扱いやすいミディアムヘアなら自分でもまとめやすいですが、極端に髪が多い、あるいは猫っ毛でまとまりにくい場合はプロの手を借りたほうが無難かもしれません。自分のスキルと当日のゆとりを天秤にかけて考えてみてください。

美容院とセルフセットのどちらを選ぶべきかの決め手

「どちらも捨てがたい」と迷っている場合、具体的な条件から消去法で決めるのも一つの手です。卒業式当日のスケジュールや環境をシミュレーションしてみると、自然と答えが見えてくることがあります。無理をして美容院に行っても、疲れてしまっては本末転倒ですからね。

以下の3つのポイントを確認して、現実的な選択をしましょう。

  • 着付けをどこでするか
  • 自分の髪のコンディション
  • 当日の天気や移動手段

それぞれ詳しく解説していきます。

1. 着付けの場所や開始時間から逆算する

もし着物の着付けを美容院で頼むなら、ヘアセットも一緒にお願いするのが一番スムーズです。移動の手間が省けますし、トータルのバランスを見て仕上げてくれます。逆に自宅で着付ける場合は、美容院へ行くために一度外出しなければならず、タイムロスが発生します。

卒業式の開式時間から逆算して、移動時間を含めても朝食を食べる余裕があるか確認してみてください。もし4時起き、5時起きになってしまうようなら、体力を温存するためにセルフセットを選ぶという判断も賢明です。

2. 自分の髪の長さや髪質で判断する

ご自身の髪が「まとめやすい髪」かどうかも重要なポイントです。肩くらいの長さでパーマがかかっていれば、適当にねじって留めるだけでも様になります。この場合はセルフセットでも十分素敵に仕上がるでしょう。

逆に、ストレートでサラサラすぎる髪や、極端に短いショートヘアをアップ風に見せたい場合は難易度が上がります。ピンが止まりにくく、すぐに落ちてきてしまうからです。難しい髪質の自覚がある方は、プロの技術に頼ったほうが当日のストレスを減らせます。

3. 当日の天候や移動手段も考慮する

意外と見落としがちなのが天気と移動手段です。もし当日の予報が雨や強風の場合、美容院から会場までの移動中にセットが乱れてしまうリスクがあります。車移動なら良いですが、徒歩や自転車を使う場合は注意が必要です。

悪天候が予想されるなら、自宅でガチガチにスプレーで固めてからすぐに出発できるセルフセットの方が、結果的に綺麗な状態をキープできることもあります。環境に合わせて柔軟に考えることも大切ですね。

卒業式の母親として押さえておきたい髪型のマナー

髪型を決める前に、卒業式という場にふさわしいマナーを再確認しておきましょう。結婚式のような華やかさとは違い、卒業式は「式典」であり、あくまでもお子様の成長を祝う場です。母親は一歩引いた品格が求められます。

気をつけるべきポイントは以下の通りです。

  • 派手すぎる盛り髪は避ける
  • 清潔感を第一に考える
  • お辞儀をした時の見え方を意識する

これらを踏まえた上で、スタイルを選んでいきましょう。

1. 主役は子供!派手すぎず上品に見せるポイント

卒業式の主役はあくまでお子様です。母親がキャバクラ嬢のような「盛り髪」や、大きすぎる派手な髪飾りをつけていると、どうしても浮いてしまいます。トップのボリュームは出しすぎず、自然なふんわり感を意識するのが今のトレンドでありマナーです。

「夜会巻き」なども素敵ですが、高さが出すぎると威圧感を与えてしまうこともあります。全体的に重心を低めに設定し、耳の後ろや襟足付近でまとめるスタイルが、落ち着いた母親らしさを演出できるのでおすすめです。

2. お辞儀をしても髪が顔にかからない工夫

卒業式では、先生方や保護者同士で挨拶をしたり、お辞儀をしたりする機会が頻繁にあります。その度にサイドの髪がバサッと顔にかかり、手でかき上げる仕草をするのは、着物姿としてあまり美しくありません。

顔周りの髪(後れ毛)は出しすぎないようにしましょう。最近は後れ毛を出すルーズなスタイルが流行っていますが、式典の場合は最低限に留めるか、スプレーで軽く固定して、清潔感を保つ工夫が必要です。

3. 着物の格に合わせた清潔感のあるスタイル

着る着物が「訪問着」なのか「色無地」なのか、あるいは「付け下げ」なのかによっても、似合う髪型の雰囲気は少し変わります。しかし共通して言えるのは、襟足をすっきりと見せることが着物美人への近道だということです。

衣紋(えもん)を抜いた襟足に髪がかかっていると、どうしても野暮ったく見えてしまいます。アップスタイルにするならしっかりと上げきり、ショートヘアの場合も襟足のラインを整えて、首筋を綺麗に見せることを意識してください。

ロング・ミディアムヘアに似合う上品なまとめ髪

ここからは具体的なヘアスタイルの紹介です。まずはアレンジの幅が広いロングやミディアムヘアの方におすすめのスタイルを見ていきましょう。長さがあれば、美容院に行かなくても見栄えのする髪型が作れます。

以下のスタイルは、セルフでも比較的挑戦しやすいものです。

  • シニヨン
  • 編み込みアレンジ
  • 夜会巻き風アレンジ

それぞれの特徴と魅力を解説します。

1. 定番で崩れにくい「シニヨン」スタイルの魅力

「シニヨン」とは、髪を低い位置でまとめたお団子スタイルのことです。着物ヘアの王道中の王道であり、最も失敗が少なく、かつ上品に見える髪型です。ネットを使えば髪の量が多い方でもコンパクトにまとまります。

位置を低くすることで落ち着いた印象になり、卒業式の厳かな雰囲気にぴったりマッチします。サイドの髪を少しねじってから後ろでまとめると、横顔にも立体感が生まれて、より洗練された印象になりますよ。

2. 若々しさをプラスする「編み込み」を取り入れたアレンジ

少し若々しさや可愛らしさをプラスしたい場合は、編み込みを取り入れるのがおすすめです。全体を編むのが難しければ、両サイドの髪だけを三つ編みや編み込みにして、後ろで一つにまとめるだけでも十分凝ったように見えます。

編み込みの凸凹が髪に表情を与えてくれるので、黒髪の方でも重たく見えません。きっちり編んだ後に、指で少しつまんでほぐすのが、今っぽい抜け感を出すコツです。

3. 高さを抑えた落ち着きのある「夜会巻き」風アレンジ

凛としたかっこいい母親像を目指すなら、夜会巻き風のアレンジが良いでしょう。本格的な夜会巻きは難しいですが、「夜会巻きコーム」という便利なアイテムを使えば、ねじり上げて挿すだけで簡単に形になります。

ポイントは、高さを出しすぎないことです。普段使いよりも少し控えめなボリュームに抑えることで、派手さを消し、知的な印象を与えることができます。着物の柄が古典的で落ち着いている場合に特におすすめです。

ショート・ボブでも着物姿が華やぐヘアアレンジ

「髪が短いからアレンジできない」と諦める必要はありません。ショートやボブの方でも、少しの工夫で着物に似合う華やかなスタイルに変身できます。むしろ、ショートヘアの着物姿はモダンで粋な雰囲気が出るので素敵です。

短い髪の方が意識すべきポイントは以下の通りです。

  • 襟足のタイトさ
  • サイドのアクセント
  • トップのボリューム

これらを意識してアレンジしてみましょう。

1. 短い髪でもアップ風に見せる襟足の処理

ボブくらいの長さがあれば、なんと「アップ風」に見せることができます。上の髪を一度ブロッキングして避けておき、襟足の短い髪だけを強力なゴムやピンで内側に隠すように留めます。その上から避けておいた髪を被せれば、まるで髪を上げているかのように見えます。

髪が落ちてこないように、ハードスプレーでしっかりと固めるのが鉄則です。このテクニックを使えば、髪を切ったばかりの方でも、着物らしいしっとりとしたうなじを演出できます。

2. サイドの髪をねじって留めるだけの簡単テクニック

ショートヘアの方は、サイドの髪にアクセントをつけるのが一番の近道です。耳上の髪を少し取ってねじり、飾り付きのピンやバレッタで留めるだけで、一気にフォーマル感がアップします。

この時、耳を完全に出すとすっきりした印象に、耳に少しかかるように緩めると優しい印象になります。左右どちらか片方だけを留めてアシンメトリー(左右非対称)にすると、プロがセットしたようなお洒落な雰囲気が出ます。

3. 髪のボリュームを出してバランスを整えるコツ

着物を着ると体のラインにボリュームが出るため、髪がぺたんとしていると頭が小さく見えすぎてバランスが悪くなることがあります。ショートの方は特に、トップ(頭頂部)のボリューム出しが重要です。

カーラーを巻いたり、ドライヤーで根元を立ち上げたりして、ふんわりとした高さを出しましょう。こうすることで視線が上にいき、スタイルアップ効果も期待できます。髪飾りを少し大きめのものにすることでも、バランスが取りやすくなります。

自宅でセルフセットをするために揃えたい道具

セルフセットを成功させる鍵は、実は「道具」にあります。プロも使うような便利な道具を揃えておけば、技術の差を埋めることができます。卒業式当日までに、以下のアイテムをチェックしておきましょう。

  • スタイリング剤(ワックス・スプレー)
  • ヘアピン・ゴム
  • 鏡(合わせ鏡ができるもの)

詳しく見ていきます。

1. セットの持ちを良くするスタイリング剤の選び方

普段使っているオイルやバームだけでは、着物用のセットにはパワー不足です。まとめ髪専用の「マトメージュ」のようなスティック型ワックスや、やや硬めのヘアワックスを用意しましょう。パラパラ落ちてくる髪をピタッと止めることができます。

仕上げ用には、強力なハードスプレーが必須です。「VO5」や「ケープ」のスーパーハードタイプなど、風が吹いても動かないレベルのものを選んでください。着物セットは「固めてなんぼ」のところがあります。

2. 髪をしっかり固定するためのヘアピンとゴムの種類

ピンにも種類があります。髪を留めるための「アメリカピン(アメピン)」と、お団子などを固定するための「Uピン」の両方を使い分けましょう。アメピンは、波打っている方が下になるように使うと抜けにくくなります。

ゴムは、太いものよりも「シリコンゴム」や「細めのリングゴム」が目立ちにくくて便利です。特にシリコンゴムは滑りにくいので、毛量が少ない方や崩れやすい方には強い味方になります。

3. 仕上がりを確認するための合わせ鏡と照明

自分では見えない「後ろ姿」のチェックが最も重要です。洗面台の鏡だけでなく、手持ちの大きめの鏡を用意して、合わせ鏡で後頭部を確認できるようにしましょう。

また、部屋の照明にも注意が必要です。洗面所が暗いと、白髪隠しやワックスのつけすぎに気づかないことがあります。できるだけ自然光が入る明るい場所でセットするか、照明を明るくして細部までチェックすることをおすすめします。

初心者でも崩れないセルフセットの具体的なコツ

道具が揃ったら、いよいよ実践です。不器用さんでも失敗しないためには、いきなりまとめ始めるのではなく、事前の「仕込み」が重要になります。これをするだけで、崩れにくさが格段に違ってきます。

以下のステップを意識してみてください。

  • ベースを巻く
  • くるりんぱを活用する
  • スプレーで仕上げる

それぞれ詳しく解説します。

1. 事前にホットカーラーやアイロンでベースを作る重要性

直毛のままセットしようとすると、髪がサラサラと逃げてしまい、ピンも止まりにくいものです。セットを始める前に、髪全体をホットカーラーやコテで巻いておきましょう。こうすることで髪に「ひっかかり」ができ、まとめやすくなります。

特に毛先をワンカールさせておくだけで、毛先が飛び出してもニュアンスとして誤魔化せます。また、トップの髪の根元を巻いておくと、逆毛を立てなくても自然なボリュームが出せるので一石二鳥です。

2. 「くるりんぱ」を活用して複雑に見せる裏技

「くるりんぱ」は、結んだゴムの上に穴を開けて毛束を通すだけの簡単なテクニックですが、着物ヘアにおいて最強の武器になります。ただ結ぶだけよりも表面にねじり模様ができ、凝った髪型に見えるからです。

ハーフアップの位置で一度くるりんぱをして、残りの髪をまとめてシニヨンにする。これだけでプロ級の仕上がりになります。くるりんぱをした後は、必ず結び目を押さえながら少しずつ毛束を引き出し、ルーズ感を出すのを忘れずに。

3. スプレーをかけるタイミングと固定する位置

スプレーは最後にシューッとかけて終わり、ではありません。実は「途中」にもかけるのがコツです。例えば、サイドをまとめた段階で一度軽くスプレー、お団子を作った段階でまたスプレー、というように工程ごとに固定していきます。

また、スプレーは至近距離でかけるとベタついてしまいます。20〜30cmほど離して、霧を纏わせるようなイメージで全体に吹きかけましょう。特に崩れやすい襟足と耳周りは念入りに固定してください。

着物姿を引き立てる失敗しない髪飾りの選び方

髪型が決まったら、最後は髪飾りで仕上げです。髪飾りは着物姿の画竜点睛。選び方ひとつで、上品にもなれば安っぽくもなってしまいます。卒業式というシーンにふさわしいアイテムを選びましょう。

おすすめのアイテムは以下の通りです。

  • パール系のかんざし
  • バレッタやコサージュ
  • 落ち着いた色味のもの

具体的な選び方を見ていきます。

1. 卒業式にふさわしいパールや蒔絵のかんざし

最も間違いがないのは、パール(真珠)があしらわれたかんざしです。パールはフォーマルな場での正装として認められており、和洋どちらの雰囲気にも合います。一粒パールや、連なったタイプなど、控えめながらも存在感があります。

また、黒や鼈甲(べっこう)色に金色の蒔絵(まきえ)が施されたかんざしも素敵です。扇形のものや、一本差しのシンプルなものなど、伝統的なデザインは着物の格を上げてくれます。

2. スーツと兼用できるコサージュやバレッタの活用

「着物専用の髪飾りを買うのはもったいない」という方は、洋装のスーツでも使えるアイテムを活用しましょう。パール付きのバレッタや、小さめのコサージュも着物に意外とマッチします。

ただし、シフォン素材やレースが多用されたものはカジュアルに見えすぎる場合があります。サテン生地やベルベットなど、少し重厚感のある素材を選ぶと、着物の生地感に負けず馴染みが良いです。

3. 髪色や着物の色に合わせた色選びのポイント

髪飾りの色選びに迷ったら、「着物の地色」か「帯締め・帯揚げの色」に合わせると統一感が出ます。例えば、薄紫の着物なら紫系の飾り、帯締めが抹茶色なら緑系の飾り、といった具合です。

髪色との相性も大切です。黒髪の方は、白やパール、ゴールドなどの明るい色が映えます。逆に茶髪の方は、同系色のブラウンやベージュよりも、黒や濃い色を選ぶと引き締まって見えます。

美容院を予約する場合のベストな時期と伝え方

「やっぱり美容院にお願いしよう」と決めた場合、次は予約の段取りです。卒業式シーズンは美容院にとっての繁忙期。のんびりしていると、希望の時間が取れないことも珍しくありません。スムーズに予約するためのポイントを押さえておきましょう。

  • いつ予約するか
  • 何と伝えるか
  • どうオーダーするか

これらが成功の鍵です。

1. 卒業式シーズンに予約が埋まる時期の目安

3月は卒業式だけでなく、転勤や引越しの準備で美容院が混み合う時期です。特に午前中の早い時間は争奪戦になります。できれば「1ヶ月前」、人気店なら「2ヶ月前」には予約を入れておきたいところです。

もし直前になってしまった場合は、ホットペッパーなどのネット予約で「×」になっていても、電話で問い合わせてみてください。「着付けなしでヘアセットだけ」なら、隙間時間にねじ込んでくれる可能性もゼロではありません。

2. 「着物を着る」と事前に伝えておくべき理由

予約の際は、必ず「当日は着物を着ます」と伝えてください。これは非常に重要です。なぜなら、着物と洋服では、襟足の処理やボリュームの出し方が全く違うからです。美容師さんも心の準備と道具の準備が必要になります。

また、着付けを他でする場合、ヘアセットの後に着替えるのか、着てからセットするのかも伝えましょう。着てからセットする場合、腕を上げにくかったり、着物を汚さないようにクロスをかけたりと配慮が変わってきます。

3. 理想の髪型を美容師に失敗なく伝える写真の準備

口頭で「上品な感じで」「ふんわりさせて」と伝えても、美容師さんとのイメージ共有は難しいものです。「思ったのと違う」という悲劇を避けるために、必ず希望の髪型の写真を用意していきましょう。

その際、正面だけでなく「後ろ」や「横」からの写真があるとベストです。インスタグラムなどで「#卒業式ママヘア」「#着物ヘア」と検索し、3枚ほど保存しておくとスムーズです。逆に「これは嫌だ」というNG例も伝えておくと、より安心です。

当日の仕上がりを格段に良くする前日のヘアケア

美しいヘアセットは、当日の朝ではなく前日の夜から始まっています。髪のコンディションが良いと、セットの持ちもツヤ感も全く違ってきます。最後に、前日にやっておくべきケアについて確認しておきましょう。

  • トリートメント
  • しっかり乾かす
  • 当日の朝の注意点

これだけは守ってください。

1. トリートメントで髪のまとまりを良くする方法

前日のシャンプーの際は、いつもより少し丁寧にトリートメントをしましょう。髪がパサついていると、どうしても疲れた印象に見えてしまいます。毛先を中心に揉み込み、数分置いてから流すだけで、翌朝のまとまりが変わります。

ただし、しっとりさせすぎるとセットが崩れやすくなる場合もあります。根本にはトリートメントをつけすぎず、あくまで毛先のケアに集中するのがポイントです。

2. 洗髪後はしっかりと乾かして寝癖を防ぐコツ

お風呂上がりは、絶対に自然乾燥させずにドライヤーで完全に乾かしてください。半乾きの状態で寝てしまうと、頑固な寝癖がついてしまい、翌朝の修正に大幅な時間を取られます。

乾かす時は、根元をこするようにして乾かし、最後に冷風を当てるとキューティクルが閉じてツヤが出ます。ナイトキャップを被って寝るのも、摩擦を防いで髪を綺麗に保つ良い方法です。

3. 当日の朝はスタイリング剤をつけずに始める理由

ここが一番の落とし穴なのですが、美容院に行く場合でもセルフセットの場合でも、当日の朝は「何もつけない」状態でスタートしてください。寝癖直しウォーターくらいなら大丈夫ですが、オイルやクリームを先につけてしまうと、セット力が弱まってしまいます。

特に美容院に行く場合、オイルがついているとコテで巻けなかったり、逆毛が立たなかったりと、美容師さんが非常に困ることになります。「素髪」の状態で挑むのが、一番綺麗に仕上がる秘訣です。

素敵な髪型で心に残る卒業式を迎えましょう

卒業式は、お子様の成長を噛み締める大切な一日です。髪型が決まっていれば、自信を持って笑顔で写真に写ることができますし、その写真は一生の宝物になります。

美容院で完璧に仕上げてもらうのも良し、愛情込めて自分でセットするのも良し。どちらを選んでも、お母様の「お祝いしたい」という気持ちがあれば、きっと素敵な着物姿になるはずです。当日は天候に恵まれ、素晴らしい式になりますように心からお祈りしています。

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